インテル® C++ コンパイラーは、Microsoft Visual Studio コンパイラーと同じオプションをほぼすべてサポートします。ただし、Microsoft Visual Studio コンパイラーの各種オプションのいくつかには、インテル® C++ コンパイラーがサポートしていないものがあります。サポートしていないオプションのほとんどは、開発作業には便利でも実用的なアプリケーションのビルドには必要のないものです。次の表は、このような未サポートの一部のオプションをリストしています。
オプション |
説明 |
---|---|
/AI<dir> |
アセンブリーの検索先に追加します。 |
/clr |
共通言語ランタイム (C++ マネージド拡張) をコンパイルします。 |
/favor:[blend|AMD64|EM64T] |
代わりに /QaxSSE3、/arch:SSE2、/QxSSE3 を使用してください。 |
/Fd |
指定したソースファイルのデバッグ情報に使用される PDB ファイルに名前を付けます。 |
/FU<file> |
アセンブリー/モジュールを使用します。 |
/Fx |
挿入されたコードをファイルにマージします。 |
/Gi |
増分コンパイルを有効にします。 |
/openmp |
代わりに /Qopenmp を使用してください。 |
/w<l><n> |
n の警告レベル 1-4 を設定します。 |
/Yd |
すべてのオブジェクトにデバッグ情報を埋め込みます (Microsoft PCH 固有のオプション)。 |
/Zm<n> |
コンパイラーによって割り当てられる最大メモリーを制御します。 |
このリストに記載されているオプション以外にも、未サポートのオプションがあります。
上記のオプションの多くについては、インテル® C++ コンパイラーからサポートされていないことを示すリマークメッセージが発行されますが、オプションは無視されます。