コマンドラインからインテル® C++ コンパイラーを起動するには、次の 2 つの手順が必要です。
コンパイラーを実行する前に、環境変数を設定して、各種コンポーネントの場所を指定する必要があります。インテル® C++ コンパイラーには、source コマンドを使用して環境変数を設定できるシェルスクリプトが含まれています。デフォルトでコンパイラーをインストールすると、これらのスクリプトは次の場所に保存されます。
<install-dir>/bin/iccvars.sh <arg>
または
<install-dir>/bin/iccvars.csh <arg>
このスクリプトでは、引数にアーキテクチャーを指定します。
ia32: IA-32 アーキテクチャー専用のコンパイラーとライブラリー
intel64: インテル® 64 アーキテクチャー専用のコンパイラーとライブラリー
ia64: IA-64 アーキテクチャー専用のコンパイラーとライブラリー
source コマンドを使用して環境スクリプトを実行するには、コマンドラインで次のいずれかを入力してください。
source <install-dir>/bin/iccvars.sh <arg>
または
source <install-dir>/bin/iccvars.csh <arg>
スクリプトを自動的に実行する場合は、スタートアップ・ファイルの最後にこのコマンドを追加します。
iccvars.sh 用のサンプル .bash_profile エントリーは次のとおりです。
# set environment vars for Intel C++ compiler
source <install-dr>/bin/iccvars.sh ia32
一部の Linux* ディストリビューションでは、.bash_profile から source コマンドで iccvars.sh を実行すると、LIBRARY_PATH の場所は期待どおり設定されないことがあります。ターミナルセッションの開始後、source コマンドを使用して、iccvars.sh を実行する必要があります。これは、インテル® C++ コンパイラー (icpc) のみに影響します。
icc または icpc のいずれかを使用してコマンドラインからインテル® C++ コンパイラーを起動することができます。
icc を使用してコンパイラーを起動した場合、コンパイラーは C ライブラリーと C インクルード・ファイルを使用して C ソースファイルをビルドします。icc を C++ ソースファイルに使用すると、ファイルは C++ ファイルとしてコンパイルされます。icc を使用して、C オブジェクト・ファイルをリンクします。
icpc を使用してコンパイラーを起動した場合、コンパイラーは C++ ライブラリーと C++ インクルード・ファイルを使用して C++ ソースファイルをビルドします。icpc を C ソースファイルに使用すると、ファイルは C++ ファイルとしてコンパイルされます。icpc を使用して、C++ オブジェクト・ファイルをリンクします。