インテル(R) Fortran コンパイラー Linux* 版入門ガイド

資料番号: 307058-005JA

インテル(R) Fortran コンパイラー 11.0 は、Linux* オペレーティング・システムで Fortran ソースファイルをコンパイルします。IA-32、インテル(R) 64、および IA-64 アーキテクチャーでサポートされています。

インテル(R) Fortran コンパイラー Linux 版は、コマンドラインからのみ動作します。

コマンドラインからのコンパイラーの起動

次のステップを実行してコンパイラーを起動します。

  1. コマンドプロンプトを開きます。
  2. コンパイラーの環境変数を設定します。
  3. コンパイラーを起動します。

コンパイラーを起動する前に環境変数を設定する 1 つの方法は、"source" コマンドを使用してコンパイラーの環境スクリプト ifortvars.sh (または ifortvars.csh) を実行することです。

source <install-dir>/bin/ifortvars.sh <arg>
 

<install-dir> はコンパイラーの /bin ディレクトリーを含むディレクトリー構造で、<arg> は以下のアーキテクチャー引数です。

環境スクリプトは、アーキテクチャーに基づいた引数を使用します。有効な引数は次のとおりです。

Fortran ソースファイル (例えば、 my_source_file.f90) をコンパイルするには、次のコマンドを使用します。

ifort my_source_file.f90
  

コンパイルが正常に終了すると、実行可能ファイル a.out が現在のディレクトリーに作成されます。

インテル(R) パフォーマンス・ライブラリーの使用

インテル(R) Fortran コンパイラーには次のパフォーマンス・ライブラリーが含まれています。これらのライブラリーの使用方法については、各ライブラリーのドキュメントを参照してください。

パフォーマンス・ライブラリー ドキュメント
インテル(R) マス・カーネル・ライブラリー (インテル(R) MKL) インテル(R) マス・カーネル・ライブラリー・ユーザーズ・ガイド

ドキュメントの場所

ドキュメントは、<install-dir>/Documentation/ ディレクトリーにあります。すべてのコンポーネントをインストールすると、次のドキュメントを利用できます。

リリースノートには、インテル(R) Fortran コンパイラーのインストールについての情報が含まれています。

これらのドキュメントに加えて、一部のコンポーネントには Linux OS の man ページ形式のドキュメントも含まれています。

注: コンポーネントをインストールしないと、その関連ドキュメントはインストールされません。

製品情報とテクニカルサポート

インテル(R) ソフトウェア製品およびサポート情報については、http://developer.intel.com/software/products/ を参照してください。このサイトでは、以下の包括的な製品情報を提供しています。

テクニカルサポート情報の検索、製品の登録、インテルへの問い合わせは、http://www.intel.co.jp/jp/software/support/ にアクセスしてください。サポート情報についての詳細は、『リリースノート』の「テクニカルサポート」を参照してください。

ライセンスおよびレジストレーションについては、レジストレーション Web サイト (https://registrationcenter.intel.com/) を参照してください。


著作権と商標について

本資料に掲載されている情報は、インテル製品の概要説明を目的としたものです。本資料は、明示されているか否かにかかわらず、また禁反言によるとよらずにかかわらず、いかなる知的財産権のライセンスも許諾するものではありません。製品に付属の売買契約書『Intel's Terms and Conditions of Sale』に規定されている場合を除き、インテルはいかなる責を負うものではなく、またインテル製品の販売や使用に関する明示または黙示の保証 (特定目的への適合性、商品性に関する保証、第三者の特許権、著作権、その他知的財産権の侵害への保証を含む) にも一切応じないものとします。インテルによる書面での合意がない限り、インテル製品は、その欠陥や故障によって人身事故が発生するようなアプリケーションでの使用を想定した設計は行われていません。
インテル製品は、予告なく仕様や説明が変更される場合があります。機能または命令の一覧で「留保」または「未定義」と記されているものがありますが、その「機能が存在しない」あるいは「性質が留保付である」という状態を設計の前提にしないでください。これらの項目は、インテルが将来のために留保しているものです。インテルが将来これらの項目を定義したことにより、衝突が生じたり互換性が失われたりしても、インテルは一切責任を負いません。この情報は予告なく変更されることがあります。この情報だけに基づいて設計を最終的なものとしないでください。

本資料で説明されている製品には、エラッタと呼ばれる設計上の不具合が含まれている可能性があり、公表されている仕様とは異なる動作をする場合があります。そのようなエラッタは、インテルの保証範囲外です。現在確認済みのエラッタについては、インテルまでお問い合わせください。

最新の仕様をご希望の場合や製品をご注文の場合は、お近くのインテルの営業所または販売代理店にお問い合わせください。

本書で紹介されている注文番号付きのドキュメントや、インテルのその他の資料を入手するには、1-800-548-4725 (アメリカ合衆国) までご連絡いただくか、インテルの Web サイトを参照してください。

インテル・プロセッサー・ナンバーはパフォーマンスの指標ではありません。プロセッサー・ナンバーは同一プロセッサー・ファミリー内の製品の機能を区別します。異なるプロセッサー・ファミリー間の機能の区別には用いません。詳細については、http://www.intel.co.jp/jp/products/processor_number/ を参照してください。

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