-openmp-report (Linux* および Mac OS* X) または /Qopenmp-report (Windows*) オプションは、OpenMP レポートの診断レベルを制御します。OpenMP レポート情報は、1 または 2 の値でオプションを指定した場合に生成されます。2 を指定すると、最も役立つ情報を得られます。
-openmp (Linux および Mac OS X) または /Qopenmp (Windows) をこのオプションとともに指定する必要があります。
Linux および Mac OS X |
Windows |
説明 |
---|---|---|
-openmp-report 2 |
/Qopenmp-report:2 |
レポート結果は、1 とほとんど同じですが、宣言子などの構造が正常に処理されたことを示す診断が含まれます。これは、推奨される診断レベルです。 |
-openmp-report 1 |
/Qopenmp-report:1 |
正常に並列化されたループ、領域、およびセクションをレポートします。これは、デフォルトのレベルです。 |
-openmp-report 0 |
/Qopenmp-report:0 |
診断レポートは生成されません。 |
次のコマンド例は、コマンドを組み合わせてレポートを実行する方法を示しています。
オペレーティング・システム |
構文例 |
---|---|
Linux および Mac OS X |
ifort -openmp -openmp-report 2 sample1.f90 sample2.f90 |
Windows |
ifort /Qopenmp /Qopenmp-report:2 sample1.f90 sample2.f90 |
Linux および Mac OS X: オプションとレベルの間のスペースはオプションです。
Windows: オプションとレベルの間のコロンはオプションです。
以下の結果の例は、典型的な生成情報の形式です。
結果の例 |
---|
openmp_sample.f90(77): (col. 7) remark: OpenMP 定義ループが並列化されました。 openmp_sample.f90(68): (col. 7) remark: OpenMP 定義領域が並列化されました。 |
関連情報
OpenMP* オプションのクイック・リファレンス (オプションに関する情報)
OpenMP* サポートの概要 (インテル® コンパイラーで OpenMP を使用する方法についての情報)