インクルード・ファイルの使用

インクルード・ファイルは、#include プリプロセッサー宣言子または Fortran の INCLUDE 文によってプログラムに取り込まれます。

インクルード・ファイルのディレクトリーは、次の順に検索されます。


  1. include が含まれるソースファイルのディレクトリー

  2. 現在の作業ディレクトリー

  3. -I (Linux* および Mac OS* X) または /I (Windows*) オプションにより指定されたディレクトリー

  4. -isystem オプション (Linux および Mac OS X のみ) により指定されたディレクトリー

  5. FPATH 環境変数 (Linux および Mac OS X) または INCLUDE 環境変数 (Windows) により指定されたディレクトリー

  6. 標準のシステム・ディレクトリー

検索されるディレクトリーの場所は、インクルード・ファイル・パスと呼ばれます。複数のディレクトリーをインクルード・ファイル・パスに指定できます。

インクルード・ファイル・パスの指定と除外

インクルード・ファイル (およびモジュールファイル) の場所を示すには、-I オプション (Linux および Mac OS X) または /I オプション (Windows) を使用します。

FPATH 環境変数または INCLUDE 環境変数で指定されたデフォルトのパスをコンパイラーが検索しないようにするには、-X オプションまたは /noinclude オプションを使用します。

これらのオプションは、設定ファイル (ifort.cfg) またはコマンドラインで指定できます。

例えば、コンパイラーに、デフォルトのパスの代わりに、指定したパスを検索させるには、次のコマンドラインを使用します。

ifort -X -I/alt/include newmain.f (Linux および Mac OS X)
ifort /noinclude /IC:/Project2/include newmain.f (Windows)

詳細は、次のトピックを参照してください。