設定ファイルは、コンパイラーを実行するたびに自動的に処理されます。設定ファイルには、任意の有効なコマンドライン・オプションを挿入できます。コンパイラーは、設定ファイルに記述されたオプションを上から順番に処理し、次に、コンパイラーの起動時に指定されたコマンドライン・オプションを処理します。
設定ファイルに記述されたオプションは、コンパイラーを実行するたびに使用されます。ほかのプロジェクトで、異なるオプションを使用する必要がある場合は、応答ファイルを使用してください。
デフォルトでは、ifort.cfg という名前の設定ファイルが使用されます。このファイルは、コンパイラーの実行ファイルが格納されているディレクトリーにあります。別の場所にあるほかの設定ファイルを使用する場合は、IFORTCFG 環境変数を使用し、その設定ファイルのディレクトリーとファイル名を指定します。
次に、設定ファイルの例を示します。シャープ記号 (#) は、その行がコメント行であることを示します。
Linux* および Mac OS* X の例:
## Example ifort.cfg file ## ## Define preprocessor macro MY_PROJECT. -DMY_PROJECT ## ## Set extended-length source lines. -extend_source ## ## Set maximum floating-point significand precision. -pc80 ##
Windows の例:
# # Sample ifort.cfg file ## Define preprocessor macro MY_PROJECT /DMY_PROJECT ## Set extended-length source lines. /extend_source ## ## Set maximum floating-point significand precision. /Qpc80 ## ## Additional directories to be searched for include ## files, before the default. /Ic:\project\include ## Use the static, multithreaded run-time library. /MT