プログラムがランタイムで信号 (例外) に遭遇した場合、信号の原因をデバッグする前に、特定のコマンドライン・オプションを使用して再コンパイルおよび再リンクすると良いでしょう。次に示すオプションを使用すると、プログラムのデバッグがより簡単に行えます。
-fpen (Linux* および Mac OS* X) または /fpe:n (Windows*) オプションを使用して、浮動小数点例外の処理を制御します。
他のデバッグ作業と同様に、-g (Linux および Mac OS X) または /debug:full (Windows) コンパイラー・オプションを使用して、十分なシンボルテーブル情報を生成し、非最適化コードをデバッグします。
(Windows の場合)
特定の種類の例外が発生した場合に常にプログラムを停止させることができます。特定の例外は、デフォルトで、インテル® Visual Fortran ランタイム・ライブラリーによりキャッチされます。プログラムはランタイム・ライブラリー・コードで停止します。多くの場合、代わりにプログラムのソースコードで停止させると良いでしょう。
Microsoft デバッガーでの例外処理の方法を変更する方法
[Debug (デバッグ)] メニューで [Exceptions (例外)] を選択します。
表示された例外を参照します。
[Windows Exceptions] を選択します。変更する例外のタイプを選択して、ラジオボタンで処理を変更します。
[Debug (デバッグ)] メニューの [Start (開始)] でプログラムの実行を開始します。
例外が発生したら、実行中のソース行を参照できます。現在の変数の検証や、次の命令の実行などを行うことができ、そのプログラム部分の理解に役立ちます。
エラーの場所を特定し、プログラムを修正したら、プログラムを再度デバッグする前に、例外のタイプを [Use Parent Setting (親の設定を使用)] に設定し直すかどうかを判断してください。
機械語例外については、Just-In Time デバッグ機能を使用して、ビジュアル開発環境外でプログラムのデバッグを行うことができます。これを行うには、次の項目を設定します。
[Tools (ツール)] > [Options (オプション)] の [Debugging (デバッグ)] > [Just-In Time ] から [Native (ネイティブ)] を選択します。
FOR_IGNORE_EXCEPTIONS 環境変数を TRUE に設定します。