この環境変数は、動的情報ファイルを格納するディレクトリーの決定、プロファイル情報を収集するための dyn ファイルの作成の制御、pgopti.dpi を上書きするかどうかの決定を行います。
下の表に、環境変数の説明を示します。
変数 |
説明 |
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INTEL_PROF_DUMP_CUMULATIVE |
インストルメント済みユーザー・アプリケーションの実行中に、インターバル・プロファイル・ダンプ (INTEL_PROF_DUMP_INTERVAL 関数または _PGOPTI_Set_Interval_Prof_Dump 関数により開始) を使用する際、プロファイル情報を含む複数の .dyn ファイルを作成する代わりに、1 つの .dyn ファイルを作成することができます。この環境変数が設定されていない場合は、インストルメント済みユーザー・アプリケーションを実行すると、それぞれのインターバルに対して新しい .dyn ファイルが作成されます。この環境変数は、終了しないアプリケーションや、異常終了するアプリケーション (通常の終了コードを省略) に対して設定すると便利です。 |
INTEL_PROF_DUMP_INTERVAL |
インストルメント済みのユーザー・アプリケーション内で、インターバル・プロファイルのダンプを開始します。この環境変数は、インストルメント済みのユーザー・アプリケーションでインターバル・プロファイル・ダンプに使用されることがあります。 詳細は、「インターバル・プロファイル・ダンプ」を参照してください。 |
PROF_DIR |
動的情報ファイルの作成先ディレクトリーを指定する変数です。この変数は、プロファイル処理の 3 つのフェーズすべてに適用されます。 |
PROF_DUMP_INTERVAL |
推奨されていない変数 (古い変数)。代わりに INTEL_PROF_DUMP_INTERVAL を使用してください。 |
PROF_NO_CLOBBER |
フィードバック・コンパイル・フェーズでの処理を少し変更する変数です。デフォルトでは、フィードバック・コンパイル・フェーズでは、すべての動的情報ファイルから得たデータがマージされます。そして .dyn ファイルが既存の pgopti.dpi ファイルよりも新しい場合は、pgopti.dpi ファイルを上書きします。 この変数を設定すると、コンパイラーは既存の pgopti.dpi ファイルを上書きせずに、警告を発行します。新しい動的情報ファイルを使用するには、既存の pgopti.dpi ファイルを削除する必要があります。 |
環境変数とその値の設定方法については、適切なオペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。