コマンドラインを使用するときには、標準出力と標準エラー出力をファイルにリダイレクトすることができます。これにより、多くのテキストを表示しないようにできます。テキストを多く表示すると、ワークステーションのウィンドウでテキストをスクロールすることで、I/O でボトルネック (経過時間の増加) が生じ、CPU 時間が長くなり、プログラムの実行が遅くなります。
Linux* および Mac OS* X:
次の例は、Linux および Mac OS X を対象にしています。
プログラムをより効率的に実行するには、出力をファイルにリダイレクトしてから表示します。
myprog > results.lis more results.lis
Windows*:
次の例は、Windows システムを対象にしています。
標準出力を one.out に、標準エラー出力を two.out に格納するには、次の ifort コマンドを使用します。
ifort filenames /options 1>one.out 2>two.out
次のように 1 を省略したショートカット形式を使用することもできます。
ifort filenames /options >one.out 2>two.out
標準出力と標準エラー出力を both.out という 1 つのファイルに格納するには、ifort コマンドを次のように入力します。
ifort filenames /options 1>both.out 2>&1
次のように 1 を省略したショートカット形式を使用することもできます。
ifort filenames /options >both.out 2>&1