Fortran の I/O システムでは、データはファイルに格納され、ファイル間で転送されます。すべての I/O を行う元データと I/O 後のデータは、ファイルと見なされます。
画面、キーボード、およびプリンターなどのデバイスは、ディスクなどのデバイスに格納されているデータファイルと同様に外部ファイル です。
メモリー内の変数も、ディスク上のファイルと同じように機能することができ、数値の ASCII 表現をバイナリー形式に変換するためによく使用されます。このように使用される変数は内部ファイル と呼ばれます。
ここで説明するトピックは次のとおりです。
論理デバイス
I/O 文の種類と形式
ファイルの編成、ファイルのアクセス、およびファイルの構造
内部ファイルとスクラッチファイル
レコード型、レコード長、レコードアクセス、レコード転送を含むファイルレコード
OPEN、INQUIRE、CLOSE などの I/O 文の使用
I/O パフォーマンスの向上に使用できるテクニックに関する詳細は、「入出力性能の向上」を参照してください。