リンクするランタイム・ライブラリーの種類をコンパイラーに指示します。
Windows: [Libraries (ライブラリー)] > [Runtime Library (ランタイム・ライブラリー)] (/libs:{static|dll|qwin|qwins}、/threads、/dbglibs)
Linux: なし
Mac OS X: なし
IA-32、インテル® 64、IA-64 アーキテクチャー
Linux および Mac OS X: |
なし |
Windows: |
/libs[:keyword] |
keyword |
リンクするランタイム・ライブラリーの種類を指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
/libs:static または /libs |
コンパイラーは、シングルスレッドのスタティック・ライブラリーにリンクします。 |
このオプションは、リンクするランタイム・ライブラリーの種類をコンパイラーに指示します。
ライブラリーには、静的ロードまたは動的ロード、マルチスレッド (/threads) やシングルスレッド、またはデバッグ (/dbglibs) やデバッグなしの形式があります。
/libs:dll オプションを使用し、DLL 内で検出された未解決の参照は、プログラムの実行時に (プログラムをロードする際に) 解決されるので、実行プログラムのサイズが小さくなります。
/dll オプションとともに /libs:qwin オプションまたは /libs:qwins オプションを使用すると、コンパイラーは警告を発行します。
/libs:qwin オプションおよび /libs:dll /threads オプションは使用できません。
次の表に、異なるランタイム・ライブラリーのオプションを示します。
ライブラリーの種類 |
必須オプション |
代替オプション |
---|---|---|
シングルスレッド、スタティック |
/libs:static または /libs または /static |
/ML |
マルチスレッド |
/libs:static /threads |
/MT |
デバッグ・シングルスレッド |
/libs:static /dbglibs |
/MLd |
デバッグ・マルチスレッド |
/libs:static /threads /dbglibs |
/MTd |
シングルスレッド、ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) |
/libs:dll |
/MDs |
デバッグ・シングルスレッド、ダイナミック・リンク・ライブラリー (DLL) |
/libs:dll /dbglibs |
/MDsd |
マルチスレッド DLL |
/libs:dll /threads |
/MD |
マルチスレッド・デバッグ DLL |
/libs:dll /threads /dbglibs |
/MDd |
Fortran QuickWin マルチドキュメント・アプリケーション |
/libs:qwin |
/MW |
Fortran スタンダード・グラフィックス (QuickWin シングル・ドキュメント) アプリケーション |
/libs:qwins |
/MWs |
デバッグ Fortran QuickWin マルチドキュメント・アプリケーション |
/libs:qwin /dbglibs |
なし |
デバッグ Fortran スタンダード・グラフィックス (QuickWin シングル・ドキュメント) アプリケーション |
/libs:qwins /dbglibs |
なし |
/libs:dll |
Linux* および Mac OS* X: なし Windows: /MDs |
/libs:static |
Linux および Mac OS X: なし Windows: /ML |
/libs:qwin |
Linux および Mac OS X: なし Windows: /MW |
/libs:qwins |
Linux および Mac OS X: なし Windows: /MWs |