デフォルトでは、コンパイラー・ドライバーは入力ファイルの実行ファイルを生成し、次の操作を実行します。
特定の診断メッセージ、警告、エラーを出力します。
デフォルトのオプションが変更されない限り、デフォルトの設定と最適化を実行します。
現在のディレクトリー、またはファイル名の前で明示的に指定されたディレクトリー・パス (例えばディレクトリー・パスが src\test.f90 の場合は "src" ディレクトリー) からソースファイルを検索します。
次のディレクトリーからインクルード・ファイルおよびモジュールファイルを検索します。
ファイル名の前で明示的に指定されたディレクトリー・パス (例えばソースファイルのインクルードで src\test.f90 を指定した場合は "src" ディレクトリー)
現在のディレクトリー
-module path (Linux* および Mac OS* X) または /module:path (Windows*) オプションで指定されたディレクトリー (すべてのモジュールファイル)
-Idir (Linux および Mac OS X) または /Idir (Windows) オプションで指定されたディレクトリー (USE 文で参照されるモジュールファイルおよび INCLUDE 文で参照されるインクルード・ファイル)
Windows システムの場合、INCLUDE 環境変数で指定したインクルード・パス (すべてのインクルード・ファイルまたはモジュールファイル)
インクルードしたファイルの INCLUDE で明示的に指定したディレクトリー
リンクのオプションおよびユーザー定義のライブラリーをリンカーに渡します。リンカーは、LIB 変数で指定したディレクトリーからライブラリー・ファイルを検索します。ファイルが見つからない場合は、現在のディレクトリーを検索します。
コンパイラーは、指定されていないオプションに対してデフォルトの設定を使用するか、操作を行いません。
コンパイラーによって行われる仮定を指定するには、-assume keyword (Linux および Mac OS X) または /assume:keyword (Windows) オプションを使用することができます。例えば、-assume buffered_io は、レコードをバッファーに蓄積するようコンパイラーに指示します。サポートされているキーワードの詳細とリストは、「コンパイラー・オプション」の「assume」を参照してください。
Unicode* (マルチバイト) 形式の文字をサポートするオペレーティング・システムでは、コンパイラーは Unicode 文字を含むファイル名を処理します。