コマンドラインからインテル® Fortran コンパイラーを起動するには、次の構文を使用してください。
ifort [options]input_file(s)
option はハイフン (-) (Linux* および Mac OS* X) またはスラッシュ (/) (Windows*) が先頭にある 1 文字以上の文字で指定されます。Windows では、スラッシュの代わりにハイフン (-) を使用することもできますが、この方法は推奨しません。
次の規則が適用されます。
オプションの引数は、ファイル名、文字列、文字、または数字です。特に指定がない限り、オプションとその引数の間にスペースを挿入することができます。コンパイラー・オプションの一覧は、「コンパイラー・オプション」を参照してください。
スペースを区切り文字として使って、複数の input_file を指定できます。ファイルがパスまたは作業用ディレクトリーに含まれていない場合、ファイル名の前にディレクトリー・パスを指定してください。ファイル名の拡張子は、ファイルの種類を指定します。
コマンドラインで指定されたオプションは、すべてのファイルに適用されます。例えば、次の -c および -nowarn コマンドライン・オプションは x.f および y.f ファイルに適用されます。
ifort -c x.f -nowarn y.f
複数のオプションを 1 つのスラッシュまたはハイフンで指定することはできません。各オプションにスラッシュまたはハイフンを指定する必要があります。例えば、正しい構文は次のようになります: /1 /c
次の構文は不正です: /1c
一部のコンパイラー・オプションでは、大文字と小文字が区別されます。例えば、c および C は 2 つの異なるオプションです。
オプションの引数には、ファイル名、文字列、文字、または数字を入力します。文字列が空白を含む場合、引用符で閉じる必要があります。
すべてのコンパイラー・オプションは、-Xlinker オプション (Linux および Mac OS X) または /link オプション (Windows) の前に指定しなければなりません。-Xlinker または /link に続くオプションは、リンカーに直接渡されます。
特定のオプションを指定しなければ、コマンドラインは指定されたファイルに対してコンパイルとリンクの両方を行います。リンクなしでコンパイルを行うには、-c オプション (Linux および Mac OS X) または /c オプション (Windows) を指定します。
オプションを一意に識別できるだけの文字数を入力すれば、いくつかのオプション名は短縮可能です。
コンパイラー・オプションは、コンパイラー宣言子を使用して無効にしない限り、コンパイル全体で効果があります。
Windows では、一部のオプションは、オプション名の後に 1 つ以上のキーワード引数を受け付けます。通常、複数のキーワードを指定するには、そのオプションを複数回指定します。ただし、いくつかのオプションでは、カンマを使用してキーワードを区切ることができます。次に例を示します。
ifort /warn:usage,declarations test.f90
コロンの代わりに等号 (=) を使用することもできます。
ifort /warn=usage,declarations test.f90