vsftpd RPM はシステム上にデーモン( /usr/sbin/vsftpd)、その設定と関連ファイル、さらには FTP ディレクトリを インストールします。vsftpdを設定する時、ほとんどの場合に 考慮されるファイルとディレクトリの一覧を以下に示します:
/etc/rc.d/init.d/vsftpd —vsftpdを 開始、停止、及び再ロードする為に/sbin/service コマンドで使用 される初期化スクリプト (initscript) です。このスクリプトの使用法についての詳細情報は 項14.4を参照して下さい。
/etc/pam.d/vsftpd — vsftpd用の PAM(Pluggable Authentication Modules) の設定ファイルです。このファイルはユーザーが FTP サーバーにログインする為に達成すべき要件を定義します。PAM に関する詳細情報は 第15章を参照して下さい。
/etc/vsftpd/vsftpd.conf — vsftpd用の 設定ファイルです。このファイルに含まれる重要なオプションリストについては 項14.5を参照して下さい。
/etc/vsftpd.ftpusers — vsftpdへの ログを許可されていないユーザーの一覧です。デフォルトで、この一覧は、 root, bin, 及び daemon ユーザーとその他を含んでいます。
/etc/vsftpd.user_list — /etc/vsftpd/ vsftpd.conf の中の userlist_denyが YES (default)か又は NOにセットされているかによってリスト されたユーザーへアクセスを拒否したり、認可したりする構成にできるファイルです。 もし、/etc/vsftpd.user_listがユーザーへアクセスを許可するのに 使用される場合、リストしてあるユーザー名は/etc/vsftpd.ftpusers にあってはいけません。
/var/ftp/ ディレクトリ — vsftpdで サービスされるファイルを含むディレクトリです。これはまた、匿名ユーザーの為の /var/ftp/pub/ディレクトリも含んでいます。これらの両方の ディレクトリは全てに読み取り可能ですが、書き込みは root ユーザーのみ可能と なります。