Red Hat Enterprise Linux は、インターネットなどの一般的なキャリアネットワーク上でセキュアなトンネルを使ってリモートホストとネットワーク同士を接続するための プロトコルをサポートしています。IPsecと呼ばれるプロトコルは、 ホスト間接続(あるコンピュータワークステーションから別のワークステーションへ)または ネットワーク間接続(あるLAN/WANから別のLAN/WANへ)を使って実現されます。 Red Hat Enterprise LinuxでのIPsec実装はIKE (Internet Key Exchange)を使用し、 これは接続中のシステム間の相互認証や安全な通信のために使用されるIETFで実装される プロトコルです。
Red Hat Enterprise Linux のIPsec実装には、インターネットを介したホスト間のキーの共有にIKEを使用します。 racoonキーデーモンは、IKEキー配付と交換を処理します。